2. 美でどんなふうに変わるの?

生活に美を取り入れると、心と身体が、どのように変化するのでしょうか。
 
全国の療院MOA健康生活館が提供しているプログラムや、MOA美術館美術文化インストラクターが各地で開催している光輪花クラブなどで美に触れ、心と体が元気になったという体験談が数多く寄せられています。
 

ミニ体験談
(1)転勤によって業務内容や住居が変わり、ハードワークに加え、仕事上での人間関係にも悩むようになった頃のこと。勤務中に突然、動悸(どうき)がし、体も震え出だして起きていられない状態になり、東京療院MOA高輪クリニックを受診しました。
 
その頃の私は自分の存在が自分のものではないように感じられ、どんな言葉も私の目の前を通り抜けていくだけでしたが、お花のセラピーでフリージアをいけた時のこと。その花が大きく私を包み込み優しく話しかけてくれているように思え、それまでずっと閉まっていた栓がポンと抜けたように涙があふれたのです。花による癒やしを実感したその日から、少しずつ改善へと向かっていきました。
 
(2)感情の起伏の激しい上司との関係に悩み、ストレスがたまって、不眠に苦しむようになっていた時、悩みを相談していた友人の勧めで、お花を楽しむ光輪花クラブに通うようになりました。それから2カ月、気持ちが落ち着いてリラックスできるようになり、お花を自宅や職場にもいけるようになりました。
 
そのお花を皆さんが「きれいだ」と褒めてくれるのみならず、上司は「ありがとう」と言ってくれ、その後はお花代を出してくれるようになったのです。花を介して、周囲のいろいろ人たちとコミュニケーションを取ることができるようにもなり、そんな中で不眠が解消していきました。美の力を知ってからは景色や芸術作品、演劇にも興味が湧き、今は友人のいけ花のボランティアを手伝ったりしています。
 

花をいけるだけではなく、美術品や映画などを鑑賞したり、時には自然散策に出かけて美しい景色を五感で楽しむのも、良い変化をもたらすきっかけになります。
 
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