糖尿病と診断され、生活を改める

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広島県  N・Sさん(63歳、女性)

〔糖尿病と診断されて〕

 私は4年前(平成16年)に仕事を退職し、その後は家事や畑仕事、孫の子守と日々の忙しさに追われる毎日でした。肩や腰の痛みに加えて、退職して家に居る夫への気づかいからストレスが溜まっていました。体調が今ひとつすぐれないで悩んでいた私は、ご近所のAさんから、広島クリニックを勧めていただき、平成20年2月15日に初めて受診しました。広島クリニックでは受付の方や看護師さんが気軽に声をかけてくださり、雰囲気がよくて、緊張していた気持ちも楽になりました。
 T医師は親切丁寧に、私の体の状態を聞いてくださいました。私は“ああ、信頼のおける先生だなあ”と思いました。
 その後、隣接する広島健康増進センター(平成23年5月より広島療院として開設)で浄化療法を受けました。
 検査結果が出る翌週の再受診を進められましたが、後日予約するつもりでそのままになってしまい、クリニックから何度か電話をいただきましたが、ついつい忙しさにまぎれて、いつのまにか忘れていました。しばらくして、“私の体の状態はどうなのだろう”と気になり、クリニックに問い合わせを行いました。
 すると翌日、T医師より直接お電話をいただき、検査結果を知ることになりました。内容は血糖値が325 mg/dl(空腹時血糖値が126 mg/dl以上または食後血糖値が同200 mg/dl以上の場合、糖尿病が疑われる)、グリコヘモグロビンは11.5% (正常値は4.3~5.8%)という数値であり、「糖尿病ですよ」と言われ、大きなショックを受けました。家で血糖値を計ってみましたら380mg/dlもあり、驚きました。
 夫も14年前から糖尿病を患っており、その状況を身近に見てきましたので、私は夫のような同じ苦しみは絶対したくないと思いました。

〔生活を改める〕

 7月2日に、再び広島クリニックを訪ねました。T医師は投薬とともに毎日の生活を改める、浄化療法や食事法、また運動も取り入れるよう指導していただきました。
 また、管理栄養士から菓子パンの禁止、3食ご飯食にして、肉食は控え、毎食必ず野菜料理をつけるなどを指導されました。
 普段の夫の様子から、糖尿病の怖さを私は分かっていましたので、T医師の指示と管理栄養士の指導をしっかり受け止め、薬を服用しながら、うす味や減塩の調理、野菜をしっかり食べるという食生活を徹底するようにしました。それまでは息子の味覚に合わせており、メニューは肉食が多く、煮物でもしっかりと味をつけておりました。そのため、息子にも協力してもらい、肉料理から野菜を中心にした煮物料理を多く作るようにし、みそ汁にも野菜を多く入れました。私自身は薄味にもすぐに慣れて、違和感や物足りなさはありませんでした。

〔岡田式浄化療法を継続する〕

 クリニック受診から、私は決心をし、毎日朝夕に40分くらい散歩をすることにしました。さらに、F市の瑞泉郷で行なわれる健康増進セミナーをはじめ、Aさんの家に毎週木曜日に伺うなどして、週5日間は浄化療法を受けるようにしました。
 そして、1ヶ月に2回、広島クリニックで受診し、自分の体の状態を知ることにしています。
 7月の検査では血糖値が297mg/dl、血圧206/126mmHg、グリコヘモグロビンが11.7%ということでした。8月4日の検査では、血糖値が124mg/dl、グリコヘモグロビンが9.3%にまで下がっていました。
 こうした中にあって、T医師から「前例のないほど改善されていますよ。この調子でいきましょう」と、本当にうれしい言葉をかけていただきました。私自身本当に頑張りました。
 9月8日の検査では血糖値が89 mg/dl、グリコヘモグロビンが6%、血圧も142/82mmHgにまでなっており、今まで出されていた薬が半錠になりました。体重も2月から4.5kg減少していました。夫も驚いた様子で「何であんたはとんとん拍子に治るんかのう。わしのと薬が違うんかのう。わしも広島クリニックへ行ってみようかのう」と言うのです。

〔周囲の人に思いやりを持って接するように変わる〕

 不思議なことに浄化療法を徹底して受けることで体調のみか、気持ちまでも変わってきて、他人に対して柔らかくなったように思います。
 健康生活ネットワークのAさんやBさんからは、岡田先生の本に書いてある「人間は想念次第」という論文の大切さや、夫への感謝が大事であることをアドバイスいただきました。いつも家にいる夫にストレスを感じていましたが、反面、夫のお蔭で今日があることもわかっておりますので、夫にも優しくなりたいという気持ちになってきました。そこで、夫に対して感謝の気持ちを忘れないように意識し、朝起きたら「おはよう」と挨拶をするようにしました。また夫が私のために何か手伝ってくれたら「ありがとう」と言えるようになりました。そうした中で、夫婦関係や家の雰囲気が変わってきました。
 このころの私は、気持ちにゆとりが生まれ、周囲の方たちに対しても、すすんで言葉をかけることができるようになりました。思いやりを持って接することができるようになり、本当に気持ちが変わってきました。また近所の人にわが家で作った自然農法のお野菜をお分けしています。そんな私に夫からは「お前は糖尿病になってから変わったのう」と言われました。
 また近所の方がわが家に来たいと言われても、今まででしたら“家をきれいにしなければいけない、忙しいのに大変だ”と思っていましたが、今では“人が訪れてくださることで家を綺麗にすることができる”と考えられるようになり、さらに“訪問される方に居心地よい家庭でありたい”という思いになってきました。
 10月6日の検査では、血糖値が99 mg/dl、グリコヘモグロビンが5.3%、血圧は130/90mmHgとの結果でした。T医師から「もう薬は無くてもよいでしょう。一時服薬を中止して様子をみましょう」と言っていただき、血糖値を下げる薬を止めることになりました。
 広島クリニックのT医師をはじめ、スタッフのみなさんも、本当に親切で感じよく接していただき感謝の気持でいっぱいです。
 今では、畑仕事も楽にできますし、仕事をしていた4年前よりも調子が良くなってきました。以前は食後休憩をとらないといけなかったのですが、今ではそのようなことはありません。

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