子宮筋腫の不安から解放され家庭も幸せに

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熊本県  M・Rさん(46歳、女性)

〔子宮筋腫と診断されて〕

 平成20年1月6日の夜、急に高熱が出て翌日には嘔吐・下痢を繰り返し、このままいくと私はどうなるのだろうと不安にかられ、夫に仕事を休んでもらい、一緒に病院へ行きました。
 病院では血液検査やエコー検査後、ドクターから「断定はできないが子宮筋腫かも知れません。ここには婦人科がなく詳しい検査ができませんので、ほかの病院を紹介します」と言われ、紹介状を書いてくださいました。
 11日に紹介状を持ってS病院に行き、エコー検査と内診を受けた後、ドクターから「子宮筋腫です。大きさは9センチで、悪性の可能性があり、手術が必要になるでしょう。MRIの検査をしますので18日にあらためて来てください」と言われ、言葉にならないくらいのショックを受けました。
 すぐに夫に報告しましたが、夫も心配そうでした。

〔手術の心配がなくなる〕

 私は、MOA健康生活ネットワークのお仲間のKさんを訪ね状況をお話ししました。Kさんは、「結果が出るまでの間、浄化療法を徹底しましょう」と言われ、すぐに岡田式浄化療法を施術してくださいました。休憩の合間に話も聞いていただき、励ましていただく中で、次第に心の動揺も収まり、不安が薄らいでいきました。
 また夫から浄化療法を受けたいという気持ちが強くなってきて、13日の朝、「あなたから浄化療法をしてもらいたいの」と夫にお願いしてみました。すると夫からは思いがけず「いいよ」という返事があり、本当にビックリしてしまいました。子宮筋腫への恐れと不安の中にある私の様子に、夫も心を痛めていたのだと思うと、感激してしまいました。
 翌日、夫はMOAに入会しました。それからは毎日1時間ほど、浄化療法を施術してくれました。またKさんも毎日徹底して施術をしてくださいました。
 18日にMRIの検査が行なわれ、29日に手術を覚悟して診察に行くと、ドクターからは「検査の結果は良性でした。この子宮筋腫は自然に小さくなるので、手術の必要はありません。念のため、半年後に検診を行います」と言われ、夢のようで信じられませんでした。すぐ夫に電話しましたが、受話器の向こうから「手術しなくていいのか」と驚いた様子の夫の声が聞こえ、とても喜んでくれました。

〔お金がすべてだとする考えを改める〕

 今回、手術まで覚悟した子宮筋腫が良性と診断されて、一時は深い悲しみと絶望感に見舞われましたが、結果的にはかけがえのない夫婦の愛情が確認でき、わが家にとっても、また私の人生にも大きくプラスになりました。
 何よりも、Kさんがどこまでも親身になって対応してくださったことに心から感謝せずにはいられません。Kさんは、「困っている人がいれば、私に何ができるか考えるの。人に幸せになってもらうことが、私の生きがいなのよ」と言われて、いつも前向きなアドバイスをしてくださいました。
 私は物事を悲観的に考える傾向がありましたが、それでは人生も好転していかないと気づきました。また、些細な事にこだわり、グチや不平につながることがありました。
 今まで私は子育てや家事、仕事と、生活に追われるように毎日を過ごしてきました。働く主婦として懸命になってやってきたにもかかわらず、満たされない思いがありました。困窮しているわけではない現状の生活にも、不足を感じ、不平や不満を募らせていました。世の中はお金がすべてだとする考えが私にあり、お金に執着するほどに、現状を不満に思い、感謝ができませんでした。長年私の求めてきた幸せが、いかに表面的なものであったか、今回の出来事を通して思い知らされました。

〔わが家に岡田式健康法を取り入れる〕

 MOAインターナショナル発行の「感謝」の本を読んでみると、人としての優しさと奥床しさの大切さや、また「感じの良い人」の中に『誰しも感じのいい人に接すると、その人も感じが良くなり、次から次へと拡がってゆくとしたら、心地よい社会ができるのはもちろんである』と書かれてあり、それまで何気なく送ってきた日常の上にも、改める事を見つけることができました。
 そこで、私もKさんのように家庭の中に岡田式健康法を取り入れることを決めて、夫や子どもたちへ浄化療法を施術するように心がけました。そして、それまで目を止めることもなかったお花を部屋に飾ってみました。食事についても、朝食をパン食からご飯に切り換え、自然農法で生産されたお米を使うようにしました。家族の弁当のおかずに冷凍食品を使うのをやめて、少し早起きをして手作りに心を込めました。
 すると「いただきます」や「ごちそうさま」という、それまで習慣のなかった言葉が交わされ始め、一つひとつの営みが楽しく、心が満たされてきました。
 お茶の間のテレビにも凶悪事件の報道が、毎日のように繰り返されていますが、そうしたことを話題に、自分の心の中にある悪に負けない大切さについて、息子たちと話し合うこともできるようになってきました。

〔感謝が感謝を生む〕

 こうして2ヶ月が経ったころ、時間をみては浄化療法を施術してくれたり、買い物なども気遣ってくれたりと、もともと優しい夫が、ますます優しく接してくれていることに気づきました。私も、感謝の気持ちを常に持つことで、気分も軽やかになり、自然と家族にも優しい気持ちを向けることができるようになり、それまで夫や息子たちから向けられたことのない「ありがとう」の言葉や携帯メールの文字が増え始めました。
 生きていられるだけでも私は幸せと少し大げさかと思えるくらい、喜んだり、感謝していくうちに、長男の就職が決まり、二男にとっては難関だった県立の志望高校に合格できたりと、喜びごとが次々と起こり、「感謝」の本に、『感謝が感謝を生み、不平が不平をよぶとは正に真理だ』と、書いてあるとおりだと実感する毎日です。
 さらに、Kさんを中心とするMOA健康生活ネットワークの方々からは、学ぶものが数多くあります。特に他人の幸せを願い、実行される姿にふれるうちに、私も悩んでいる方や苦しんでいる人のために役に立ちたいという気持ちが湧いてきて、今では、Kさんと一緒に頑張っています。

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