愛知県 T・Mさん(71歳、女性)
〔SさんらとMOA美術館ツアーに参加する〕
平成21年になって、いつもお花のいけこみをしている所で、高齢者クラブの方と出会い、お花の話をしたことがきっかけで私も高齢者クラブに所属することになり、そこでSさんと親しくなりました。
Sさんに2月に行なわれるNPO法人MOA自然農法春日井文化事業団主催のMOA美術館ツアーに「一緒に行かない?」と声をかけたところ、お友だちを誘われ7人で参加することになりました。
みなさん、美術館から見る初島や大島が浮かぶ相模湾の広大な眺めに感動し、展示室に入ると、国宝の藤花文茶壺や紅白梅図屏風、聖徳太子立像などに目を奪われ、素晴らしいところに連れて来てくださったと感激しておられました。帰りの車中では、「もう一度この時期に来たいわね。今度は藤壺や美術品のレプリカも買いたいね」といいながら帰路につきました。
これがきっかけになって7人がグループになり、市の施設で開催されたお茶やお花の体験や、地域のMOA健康生活ネットワーク主催の食育講座にも参加しました。食育講座に参加したSさんは、「今までこんなに手間暇かけて料理をしたことはなかったわ。それで美味しいものを作ることができるのね」と感動され、「私もまごころを込めて料理をしていくわ」と話しておられました。親しく話をしていくうちに、家に花を飾るという習慣がなく、花は仏壇に立てるものと思っていたところ、わが家が至る所に花を飾っていることに驚かれ、そのことがきっかけとなり、Sさんも家に花を飾られるようになりました。花を家に飾ると、気持ちが落ち着いてくるとのことで、感謝されました。そして、「息子から『せっかくきれいな花を飾るんだから、もう少し部屋をきれいにしようよ』と怒られたのよ」と私に笑って話してくれました。
〔名古屋療院に一緒に行く〕
Sさんに岡田式健康法を知ってほしいと思い、パンフレットを渡しました。Sさんはリウマチの変化などを示した資料に興味を持たれて、岡田式健康法を進めている名古屋療院に一緒に行くことになりました。
療院では、はじめに事務長より浄化療法の説明を受け、O医師の診察を受けました。その後、療法士より浄化療法を受けましたが、普段白い掌が徐々に赤みをおびてきて、体が温かくなる体験をされました。お昼になり、食堂での自然食を「美味しいね!美味しいね!」と言いながらいただき、午後からは美術文化法のお茶とお花も体験しました。
翌日にわが家にこられて、「継続して浄化療法を受けたい」と言われました。この日は少し体調が悪かったようですが、浄化療法を受けると体が楽になるということを体験されました。
〔Sさんから教えられたこと〕
Sさんは療院にも継続して通われ、わが家でも継続して浄化療法を受けられるようになりました。
8月にMOAに入会されたSさんは「これからは、毎日自分で浄化療法ができるし、人にもしてあげられるわ。もっと早くあなたと知り合えたらよかった。あなたからいろいろ教えていただけた。MOAの方はみなさん感じがよい方でうれしい」と言われました。
Sさんは高齢者クラブの婦人部長をボランティアで務めるかたわら、朝からグランドゴルフ、趣味の服作りやカラオケと多忙を極めておられます。そのような活動をする中で、いろいろな方からの相談も受けておられます。人間関係の悩み事については「人のことをとやかく言うのは損するよ」、「何事も、今このように生活できることに感謝しないわけにはいかない」とアドバイスされています。毎日を明るく前向きに受け止めていかれるSさんの姿には、私自身教えられることがたくさんあります。
SさんがMOAに入会してからは、毎月1~2回は2人で療院に行き、健康増進セミナーにも参加して岡田式健康法を体験しています。高齢者クラブでも体調の悪い方がおられると浄化療法を施術され、「こんないいことはどんどんやらなくっちゃ」と、私のほうが教えられる始末です。
〔健康に気をつけ毎日の生活を楽しんで〕
Sさんは、「浄化療法ができることは大変ありがたいわ」と言われて、お友だちにも療院の紹介や、セミナーに声をかけておられます。
また、9月21日にNホテルを会場に、総料理長が自然農法で栽培された食材を使用したフレンチメニューをプロデュースし、家庭料理のワンポイントアドバイスがある「食を楽しむ集い」に8人のお友だちを誘っていきました。食事の前にはS医師によるセミナーも開催され、著名チェロリストによる演奏も楽しむことができ、みなさん喜んでおられました。
これからも、Sさんやみなさんと岡田式健康法を行なって、健康に気をつけて、毎日の生活を楽しんでいくつもりです。