東京療院への入院と継続した浄化療法を体験して

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東京都  H・Hさん(54歳、女性)

〔冠動脈の狭窄がみつかる〕

 私は、平成11年に夫を病気で亡くしました。
 平成12年、私のことを心配してくれていた叔母から勧められてMOA会員となりました。その後は、Aさんをはじめとする健康生活ネットワークのみなさまやたくさんの方々にお世話になって、岡田式健康法浄化療法を受けたり、また、お花やお茶などもいただき、のんびりと、ただ「ありがたいな」と思い過ごしてきました。
 平成21年6月4日、私は母の世話もあり鹿児島に帰っていました。実家に1泊した5日の夜中1時ごろ、突然胸の圧迫感で目が覚め、その後30分位息苦しく、その恐怖感からか額には冷や汗のようなものを感じました。胸に手を当てたり、浄化療法をしたりして、何とか落ち着いて来たのでトイレに行き、しばらくして苦しさを感じなくなったので、朝までぐっすり眠ることができました。
 翌日も何ともなかったのですが、ほかの用事で東京の長女に電話した時、昨夜のことを話しましたら、医師をしている長女は「お母さん、それは狭心症の症状そのものだから、今日のうちに病院で診てもらってきて」と、とても心配してくれました。
 早速、鹿児島でいつも義父が診ていただいている医師のところでレントゲンと心電図を撮っていただきましたが、異常はありませんでした。でもその先生は、私の実の父も診てくださっていた方で、父も糖尿病から心筋梗塞で手術して、7年後に77歳で心臓病のため亡くなっていましたので、そんなことも考えてか、「この際せっかくだから知り合いの先生を紹介しますから、そこで冠動脈の血管をしっかり見られるCTがあるから行ってみなさい」と言われ、紹介状まで書いてくださいました。お昼には、その病院に伺い、血管造影剤を入れて検査を受けました。その映像を診て先生が「これが見えますか?ここがこんなに狭くなっているよ」と、いきなり大変なものを発見したように言われ、さらに詳しい検査が必要とのことで「東京の病院を紹介しましょうか」と仰ってくださいました。
 のんびりしていた私も、さすがにその映像を見て、「これは大変なことになった」と慌てて翌日東京に戻り、長女が勤めているK病院で診ていただくことにしました。

〔浄化療法を受けている内に不安が消える〕

 6月8日、健康生活ネットワークのAさんが、私の症状を心配してわが家に来られ、浄化療法を施術してくださいました。夕方にはスタッフもわが家に来られ、浄化療法を受けているうちに不安が自然と消え、安心感というか、そのありがたさをかみしめました。
 すると今度は、「検査の前にもっともっと浄化療法を受けてみたい、また、たくさん施術をいただくことで自分の心の変化があるかもしれない」と欲が出てきました。
 9日はK病院で検査を受けましたが、先生は、「画像が確実とは言えませんが、これだけハッキリ狭窄が写っていて発作もありましたので、同じ検査はやめて、カテーテル検査と同時に狭窄部分に“ステント”を入れるという治療方針にしましょう」と説明されました。
 6月19日入院、22日の検査と決まりました。その日から血液をサラサラにする薬と胸が痛い時に飲むニトロペンが処方されました。

〔東京療院で岡田式健康法を徹底して受ける〕

 私は検査入院の前に東京療院で医師のもとに岡田式健康法を充分に受けておきたいと思い、Aさんと叔母さんに相談しましたら、すぐに連絡してくださり入院することができました。
 初日から長時間の浄化療法を受け、自然食の食事をいただきました。スタッフやボランティアのみなさん、また同室の方など、過ごすうちにみなさんのやさしさに触れることもできました。療院ではすっかり癒され、もうありがたくて病気のことも忘れる気がしました。
 東京療院を退院した後も、K病院での検査入院まで、叔母やAさんにお願いして浄化療法を受けました。
 19日にK病院に入院して心電図などの検査を受けました。20、21日は外泊許可をいただくことができましたので、病院に戻るまで、叔母やAさん、ネットワークのTさんからも浄化療法を受けることができました。
 これまでの人生の中で、自分からなりふり構わず、これほど人さまに対してお願いしたことはなかったと思います。そして、お忙しい中、ネットワークのみなさまが私のために時間をかけて浄化療法を施術してくださったことに感謝でいっぱいでした。

〔カテーテル検査で血管がきれいと言われて〕

 いよいよ22日のカテーテル検査当日を迎えましたが、長男、次女とも都合で付き添えず、結局長女が医師兼家族として病室に来てくれました。
 手術台に上がり、足の付け根の鼠蹊部から動脈、静脈に2本“カテーテル”を入れての検査が始まりました。「造影剤を心臓の血管に投入しますね」と聞こえました。
 その後しばらくしてから、「左の血管はキレイですね」と聞こえ、“えっ、確か狭窄があるのは左の血管と仰っていたわね”と思いびっくりしました。そして、“それじゃステントを入れなくていいんだ”と、キツネにつままれた気がしました。結局「ほかの血管も全部検査しましたが、細い部分もなくキレイです」とのことでした。
 ただ、確かに発作があったということで、心臓に薬で負担をかけ血管がどう変化するのか検査しました。その際、脈が危険なほど落ちることもあるため、ペースメーカーを入れた状態で検査されました。その時、少し血管が拡がったらしく、それが今回の発作の原因だろうと分かりました。冠攣縮(かんれんしゅく)による狭心症で“スパズム”と言うそうです。
 それは、夜寝ている時に交感神経(起きている時に優位に働く)と副交感神経(寝ている時に優位に働く)とが入れ替わる時などに起きやすい発作だそうです。
 検査後、寝る前には、冠状動脈、末梢血管を拡げる薬と悪玉コレステロールも高かったので高脂血症の薬を飲むようにと処方されました。

〔今回の体験を感謝の思いで〕

 今回の体験を通して、いろいろな思いがあらためて湧き起こってきました。
 入院時に「感謝」など、岡田先生の本を何冊か持っていき、ベットで時間があれば読ませていただき、「本当にそうだな。自分は感謝が足りなかった」と気づかされ、その気づきがまた、自分を温かくしてくれていることも身をもって感じました。
 ストレッチャーで手術室に運ばれる時も長女がずっと付き添ってくれ、このことが本当にありがたく、「これを幸せというんだろうな」と思い、今もその思いをかみしめています。
 病院の先生、看護師さん、車いすを押してくださるヘルパーさん、掃除の方と、本当にみなさまが精一杯の対応をしてくださり、また病室もホテルのようにキレイで、感謝の気持ちでいっぱいです。
 東京療院の食事をいただく中で、自然農法の野菜のおいしさと必要性をつくづく感じました。そして、お花をいける気持ち良さ、また浄化療法を受けていると、何だかありがたくて涙が出てきたこともありました。まさに岡田式健康法の3つがそろって初めて心の安定、そして健康につながり、また人さまにもそれを伝えるところに、さらに幸せが拡がっていくことを実感させていただきました。
 これからもできる限り浄化療法を受け、また、ご縁のあった方には気軽にお伝えして、自らも療法士としてのボランティアをさせていただきたいと強く思わせていただきました。

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