令和4年度自然農法大学校卒業式

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静岡県伊豆の国市
自然農法通じて社会に役立とうと出発

3月12日、大仁瑞泉郷内のMOA大仁研修センターで(公財)農業・環境・健康研究所自然農法大学校の令和4年度卒業式が行われました。営農技術科、基礎技術科を修了した4人の卒業生が、田坂吉史校長から卒業証書を受け取り、MOA自然農法を普及拡大する農のエキスパートを目指して卒業しました。

 

 

式典では、岩元明久同研究所代表理事が、みどりの食料システム法が定められるなど社会が自然農法・有機農業を求めている中で、土と作物に向き合った日々や、オーガニックビレッジ宣言をした鹿児島県南さつま市での研修、有機農業のシンポジウムに参加した経験はこれからの大きな糧になると述べ、さらなる活躍を期待しました。

 

来賓として参列した中島宏平(一社)MOAインターナショナル理事長は、自然農法の大ベテランとして後進育成に力を注いできた故・須賀一男さんが天国から卒業生にエールを送っているに違いないと激励。気候変動や感染症、戦争などの危機的状況の原因は人間の心と行動にあり、解決への鍵は利他の心を呼び起こすことだと強調。農の分野からの働きを期待しました。

 

 

卒業生を代表し、営農技術科を修了した東原輝明さんが答辞。農業実習や、農産物販売会を任された時の苦労を振り返り、その時々にアドバイスをくれた教職員や、支え合った仲間の存在に感謝。同校で得た経験を基に、自然農法の普及拡大への努力を誓いました。

 

全員が(一社)MOA自然農法文化事業団が認定する自然農法普及員の資格を取得し、同事業団に就職して自然農法の普及に従事したり、自然農法・有機農業の学びを深めるためオーガニックビレッジを推進する南さつま市での研修に臨むなど、それぞれの道へ進む卒業生。自然農法を通じて社会に役立っていこうと誓い合っていました。

 

 

 

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