MOA自然農法の紹介


小さじ一杯の土には1億くらいの微生物が存在しているといわれています。それらの微生物が作物の根の周りで活発に活動し、病原菌や害虫の侵入を防いだり、土の中の栄養分を集めたりして、作物の健康を守っているのです。

MOA自然農法は、化学農薬や化学肥料を使用せず、自然尊重・自然順応を基本に土本来の力を発揮させる生産方法として、1935年に岡田茂吉によって提唱されました。

私たちの健康に欠かせない食を支える農産物を生み出すだけでなく、自然環境を守り、人々の生活や文化を支える基盤でもあります。(一社)MOA自然農法文化事業団では営農の手引きとして「MOA自然農法ガイドライン」を定めており、それに基づく栽培技術は家庭菜園にも応用されています。自然のサイクルを生かしたMOA自然農法は、環境保全型農業としても注目され、農林水産省のコンクールで表彰された生産者や団体も少なくありません。

各地の自然農法実施農場では、子どもたちが収穫を楽しんだり、土に触れて遊んだりする機会も設けられています。保護者も「自然農法の土は安心して触れますし、ふかふかしていて気持ちいいですね」と笑顔で見守っています。

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