紅葉の名所・名勝神仙郷に大勢の観光客

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神奈川県箱根町
紅葉に彩られた庭園美が心に潤いと癒やしを

箱根美術館が建つ名勝神仙郷では、今年も色とりどりの紅葉が多くの人の目を楽しませています。通常は非公開のエリアも、紅葉期の11月は特別に公開されています。

 

庭園全体で400本以上、苔庭には約220本のモミジが植栽されている神仙郷。約130種類のコケが敷き詰められ、赤や黄に染まったモミジとのコントラストが美しい苔庭は特に人気が高く、石畳の上をゆっくり散策しながら、思い思いのベストショットを収める人の姿があちこちで見られました。

 

 

箱根の山々や相模灘を一望でき、紅葉と共に借景による開放感のある眺めも楽しめる石楽園や、池と滝、紅葉のコラボレーションを楽しめる日光殿周辺(特別公開エリア)なども、それぞれの景観美を楽しむ人でにぎわいました。

 

 

「作業員の方が苔庭の雑草を一つ一つ丁寧に手で抜いているのを見て、だからこのお庭はこんなにもきれいなのかと感心しました。自然そのままの風景とは違う、庭園ならではの景観は、こうして保たれているのですね」「一つのお庭の中にいろいろな表情があり、とても見応えがありました。今度は違う季節に来て、また別の景色を見てみたいです」などの声が寄せられました。

 

 

日光殿では11月19、20日の両日、琉球舞踊紅倫の会(家元・照屋倫子氏)による公演も行われ、計約600人が鑑賞。祝儀舞踊である「かぎやで風」や人気の高い「四つ竹」、箱根美術館開館70周年を祝い「寿の舞」などが披露されました。

 

 

今年は外国人観光客も多く、家族で訪れていたアメリカ人女性は「琉球舞踊はとても華やかで美しい舞ですね。紅葉も素晴らしくて。美しくて感動しました」と興奮気味に語っていました。

 

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