脂の乗りがよい戻りガツオは、不飽和脂肪酸のDHA、EPAが豊富。抗酸化力に優れ、血流を良くします。
揚げ焼きした香ばしいカツオに、ほろ苦い春菊、香り高いかぼすぽん酢の酸味との相性が抜群。散らした食用菊が美しい、秋の逸品です。
利恵先生からのワンポイント
- カツオはたんぱく質や鉄分も豊富な優秀食材です。春菊はβ-カロテンやビタミンCが多く、鉄分の吸収を良くします。疲れた時や、元気を出したい時にお薦めの一品です。
- 春菊は生だと独特のにおいが少なく、食べやすくなります。茎は固いので、薄く切りましょう。
- 食用菊を散らすと季節感が出て華やかになります。下ごしらえ後は冷凍保存も可能です。洗った後に、酢を少量入れた熱湯でさっとゆでると色鮮やかな仕上がりに。解凍後は搾って水気を切り、酢の物や吸い物に入れると味や食感のアクセントにもなります。
材料(4人分)
カツオ(柵) | 1本(300~400g) |
春菊 | 1袋(100g) |
長芋 | 5cm(100g) |
a)料理酒 濃い口しょうゆ みりん ショウガ(すりおろし) |
大さじ1 大さじ1 大さじ1 小さじ2 |
片栗粉 | 大さじ3 |
菜種油 | 適量 |
食用菊 | 1つ |
b)かぼすぽん酢 いりごま(白) |
大さじ2 小さじ1 |
栄養価(1人分)
エネルギー | 292kcal |
タンパク質 | 27.3g |
脂質 | 14.8g |
炭水化物 | 14.4g |
食塩相当量 | 1.7g |
作り方
- 春菊は茎と葉に分け、茎は薄い輪切りにする。長芋は皮をむいて、薄い短冊切りにする。
- 食用菊は花びらをがくから外し、洗って水気を切っておく。
- カツオは表面の水分を拭き取り、厚み1cmくらいのそぎ切りにする。a)を混ぜ合わせ、カツオを漬け込み、10分程度置く。
- 3の余分な水分を切り、片栗粉を満遍なくまぶす。多めの菜種油をフライパンに熱し、両面がこんがりするまで揚げ焼きにする。
- 皿に1を敷き、油を切った4をのせる。2を散らし、混ぜ合わせたb)を添える。