「長生きは小さな習慣のつみ重ね」(幻冬舎)

ライフスタイルケア実践の助けに

 

92歳の現役看護師が教える健康の秘訣──誰しも驚きと共に興味を抱く話ではないでしょうか。日本赤十字看護大学の川嶋みどり名誉教授の著書『長生きは小さな習慣のつみ重ね』は、75年にもおよぶ看護の現場での豊富な経験をもとに、健康長寿につながる生活習慣の大切さを教えてくれる一冊。人生を輝かせるヒントがここにあります。

 

川嶋名誉教授は、発刊当時92歳。看護師として、日本統合医療学会の理事としても活躍されています。この本は患者さんへのケアの経験談、予防と健康増進につながる食事や運動など生活習慣の大切さをはじめ、相手を尊重した言葉がけ、無理をせず「できない自分」も認めるなど前向きな心の在り方も見つめた幅広い内容です。

 

自分自身や周りの人へのケアが、人間が本来持っている「治る力」を引き出し、最期の瞬間まで生き生きと輝く「ピンピンキラリ」な人生につながる。そんな人が増えるほど、人と人とが支え合う絆ある社会が生まれていくことを示唆しています。

 

あとがきで川嶋名誉教授は「人間がもつ生命や治る力を輝かせるためにも、私はこの本で、日々のあたり前の暮らしに光をあててみました。看護の世界で75年、人間の生と死の現場で『生きるとはどういうことか』を問い続けてきた私の役割だと思ったからです。もてるものを大切にしながら、自分らしく生きていく。窮屈な世の中ではありますが、心地よい生活習慣を維持しながら、ピンピンキラリ、健康長寿を実現させてくださるよう祈っています」とつづっています。

 

本書の内容はMOAが進めるライフスタイルケアを実践する際に役立つものといえます。この本を通じて、健やかな人生のヒントが得られることでしょう。

 

 

「長生きは小さな習慣のつみ重ね」
川嶋みどり著 幻冬舎 1,430円(税込)
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