脳出血の後遺症を乗り越えて

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栃木県  Y・Tさん(67歳、男性)

〔健康生活ネットワークから浄化療法を継続して受ける〕

 私は、平成15年10月10日の朝、自宅の寝室で脳出血を起こしました。普通に話すことができず、布団から起き上がることもできない私に気づいた妻は、すぐに救急車を呼んでくれました。私はN病院に運ばれ、ちょうど1ヶ月間の入院生活を送り、血圧を下げる薬による治療などを受け、後半は歩行練習のリハビリを行い、11月10日に退院しました。
 右側の脳からの出血であったため、左の目の周り、肩、腕、手指、太股に痺れと痛み、手指にマヒも残りました。晴天の日はまだいいのですが、雨天の日はとくに太股に強い痛みが出ました。また、自分ではまっすぐ前に向かって歩いているつもりでも、いつのまにか左の方へ行ってしまうのです。こうした後遺症があり、杖なしでは歩けなくなりました。手指のマヒのため大好きな鮎釣りもできなくなり、外出するのが億劫で自宅にいることが多くなりました。
 平成21年8月になって、妻から「MOA健康生活ネットワークのみなさんが、『継続して岡田式浄化療法をさせていただきたい』と言ってくださっている」と聞いた時には、ありがたいと思う一方で、“大変なことになったな”とも思いました。なぜかというと、私は浄化療法を受けても、その効果を感じたことがなく、家族にも浄化療法を施術したことがなかったからです。
 私は、土曜日と日曜日は休日にしてもらい、みなさんが来てくださるというのですから、それ以外の日は、とにかく素直に浄化療法を受けることにしました。
 正直なところ、ネットワークのみなさんの継続した施術が始まった時は、“何日間、もしくは何週間、受けることになるのだろう?”と考えていましたが、まさか7ヶ月に及ぶとは思いもしませんでした。
 雨の日などは、申し訳ないという思いがあって、「今日は結構ですよ」とお断りの電話を入れても、ご高齢のMさんは、その雨の中、自転車で来てくださいました。Oさんも遠くから私のために来てくださいました。

〔杖なしで歩けるようになる〕

 そうしたみなさんには申し訳ないのですが、施術後に「いかがですか?」と感想を聞かれても、何も変化を感じることがありませんでした。
 ところが、地元のかかりつけのSクリニッックで血液検査をしたところの結果、担当医師から「お酒を止めたのですか?肝機能の数値が改善されていますよ」と言われ、驚きました。私は何よりもお酒が好きですから、止めてはいません。ですが、今までの三分の一か半分、量にしてコップ一杯で気持ちよくなり、満足するようになっていました。
 さらに、22年3月には、自宅から駅までの500mほどの距離を杖なしで歩けるようになりました。今までは足が腫れていたので、サンダルしか履けなかったのですが、いつの間にか革靴も履けるようになりました。これには、私自身とても驚きました。私は、初めて浄化療法の効果を実感しました。そして、私のために7ヶ月も浄化療法の施術を続けてくださった健康生活ネットワークのみなさんの愛情と誠意に心から感謝しました。
 現在、以前と同じように普通に話すことができます。痺れや痛みはまだありますが、浄化療法の施術を受ける前に比べて随分良くなりました。マヒもまだ少し残っていますが、大分改善されました。そして、スキップしたり駆け足したりするのは無理ですが、普通に歩くことができます。健康のありがたさが身に沁みて分かります。

〔Tさんから浄化療法の施術を依頼される〕

 3月下旬になって、私の店のお客さんでもあるTさん(女性)が、突然私に「浄化療法をお願いしたい」と頼まれました。理由を伺いますと、最近になって私が杖なしで元気に歩いている姿を見て、自分も浄化療法を受けてみたいと思ったからだそうです。
 Tさんは、昔、私の経営する食料品店でレジ係として働いてくれていた方で、家族のように付き合ってきました。Tさんは子どもさんを亡くされ、交通事故の後遺症による腰痛など心身ともにつらい状況で、ご主人とも喧嘩が絶えないようでした。
 実は、最近になって、仲の良いTさんが苦しんでいる姿を見ていて、“なんとかしてあげたい”と思っていました。そんな時に浄化療法の施術を頼まれたので、迷うことなくさせてもらうことにしました。
 これにはネットワークのみなさんは信じられないと不思議に思われ、また大変喜んでくださいました。私自身も“なんで私が浄化療法を施術しているんだろう?”って不思議に思いました。7ヶ月前、みなさんから浄化療法を継続して受ける前だったら、とてもできなかったと思います。週に5日の継続施術が7ヶ月経ち、不思議なことに、浄化療法をしてほしいという人が私に頼みに来て、力になってあげたいと思って施術する。“私も変わったなぁ”と思います。
 Tさんへの浄化療法は2週間ほどでしたが、施術の箇所などについて周りのみなさんからアドバイスをいただき、Tさんの幸せを願って、心を込めてしました。その間で12回くらいすることができました。Tさんは、「夫が、『おまえ、最近、性格が丸くなったなぁ』と言ってくれた」と、とても喜ばれていました。今までは、「外に行くな。あれはするな。これは駄目だ」と、ご主人から頭ごなしに言われていたそうですが、私のところに行く時は、「行っておいで」と言ってくれるそうです。この話をTさんから聞いて、私も本当に嬉しくなりました。“浄化療法は身体だけでなく、性格まで変えてくれるのだ”と思いました。

〔妻への感謝〕

 そして、もう一つ不思議なことは、最近、妻にも浄化療法ができるようになったことです。今でも向き合って施術するのはちょっと照れますが、今まで、一人でお店と配達をやってくれ、“風邪を引く暇もない妻が可哀想だ”と思ったら、自然とできるようになりました。私をはじめ、家族をずっと支えてきてくれた妻にとても感謝しています。
 今では、毎日夫婦で相互に浄化療法を施術しています。今後、健康生活ネットワークのみなさんと一緒に、夫婦で浄化療法3級療法士の資格を取得するための講座を受ける予定にしています。

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