チリ L・Uさん(54歳、女性)
〔L・Uさんの手記〕
私は、チリMOAセンターで岡田式健康法の浄化療法を受けて自分自身が幸せになる体験をしました。それからは、MOAセンターでコーディネーターとして、患者さんの受け入れや岡田式健康法の各担当とのセッティングをする一方、浄化療法の療法士資格を取って、ボランティアもしています。
センターでは、統合医療の考えを取り入れています。患者さんが治療を受ける一方で、岡田式健康法が日常生活に定着することを願って、継続的に来院していただけるように配慮しています。
例えば、美術文化法では、いけばなを体験してもらいますが、家に帰っても花を飾ったり、人に花をプレゼントしたりするなどして、花にふれるように勧めています。もともとそういう習慣がなかった人たちは、花とふれていく中で、「ライフスタイルが少しずつ変わった」、「花のない生活は考えられない」と語ってくれる人もいます。元気がなく疲れた様子だった患者さんが、美術文化法を取り入れることで変わっていく姿も見られます。
浄化療法では、週2回から4回の施術をすることで、多くの方は体調がよくなったと感想を述べておられます。
また私たちは、患者さんにMOAの考え方を知っていただくために、療法士が持っているテキストの内容を紹介しています。療法士は、最も根本となる心の持ち方として「世界人類を救うという大きな志」を持っていること、まず人を幸福にしたいという利他愛をもって施術をしていることなどを説明しています。患者さんは、こうした考え方を理解し、「利他愛」や「感謝」といった心のあり方を見つめなおすことで、生きがいを見いだされています。
患者さんの中には、「みんなにも体験してほしい」と、家族や友人をセンターに案内して来られる方もいます。私は、自分と同じように岡田式健康法にふれて幸せになっていく人を見ると、とても嬉しくなり”療法士のボランティアをして良かった”と、日々感謝の思いです。
チリMOAセンターのメディカルディレクターをされているK医師が勤務されているガン専門病院から紹介された患者さんも来院されることがありますが、その中の一人のYさんの歓びの声を紹介させていただきます。
〔Y・Aさん(46歳、女性)のコメント〕
私は2009年5月、帝王切開手術で子どもを出産した時に体の異常が見つかり、6月25日、ガン専門病院でバイオプシー(生体組織診断)の結果から、胆管ガンであると告知されました。
現状では、化学療法を始められる体力がないとのことで、自宅で静養しているよう指示されました。私はセカンドオピニオンを求めて信頼を寄せているK医師に相談すると、チリMOAセンターを紹介されました。
6月29日に初めてセンターを訪れましたが、施術ルームや渡り廊下はガラス張りで日当たりが良く、紅葉や灯籠がある日本風の中庭が綺麗で、気持ちが落ち着く場所でした。
それから何度か浄化療法を受けましたが、帝王切開の手術で痛かった背中や骨盤の痛みが随分和らぎました。センターを訪れたころはかなり痛かったのですが、1~2週間経つとだんだん痛みが消えて、今ではほとんど感じないようになりました。
また、センターの医師やスタッフ、療法士のボランティアの方から患者に対する丁寧な心配りを感じ、私は精神的にも癒されました。最初は週に1回ほどしか通っていなかったのですが、7月末ごろからはほとんど毎日通うようにしました。
10月にはK医師の許可を得て、エアロビクスを始められるほど体力がつき、化学療法が始められるまでに回復しました。運動はとてもいいです。慣れてくると、呼吸が楽になり、体が軽く感じます。
私は心も体も元気になり、人生への満足感が感じられるようになりました。浄化療法は治療の助けになっていると思います。新陳代謝が促進されて、体の機能が上昇しているように感じています。
美術文化法では、いけばな、茶の湯、陶芸、絵画を体験しましたが、特にいけばなは強い印象を受けました。私はあまり花に興味はなかったのですが、いけばなの体験を続けていると、心が癒されました。花への親近感もわいてきて、私に話しかけてくれているように感じます。
2回の化学療法を受けた後の10月に、スキャナーの映像検査を受けましたが、その結果、ガンの進行が止まっていて、いくつかの腫瘍は小さくなっていると言われました。K医師にも伝えると、「通常の化学療法では4回かかるはず。大きな結果」だと言ってくださいました。
私はとても嬉しかったです。治療を続ければもっとよくなる、まだまだ生き続けられるという希望がわいてきました。体も病気とは思えないほど調子が良いので、悩み苦しむこともなくなって、以前ほど心配もせずに治療に臨めるようになりました。
このような結果になっているのは、岡田式健康法の効果もあると思うので、今後も浄化療法や美術文化法を継続して受けたいと思います。