線維筋痛症から解放される

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ポルトガル  M・Lさん(63歳、女性)

〔線維筋痛症と診断される〕

 私は1998年ごろから頭痛、足、腕、首などに強い痛み、疲労感が出てきて、それがだんだんひどくなってきました。内科医の診察を受けるとうつ病と診断され、薬が処方されました。薬を飲むと一時期は良くなるものの、また悪くなるという繰り返しをしていました。
 2003年からは、全身に痛みがあって思うように家事もできず、横になることが多くなりました。手足、顔にむくみが出るようになり、痛みのあまり、病院へ行って治療を受けることもたびたびありました。しかし、当時は線維筋痛症というのはまれな病気であったので、入院して検査をしても結果は「異常なし」と言われて家に帰されたり、診察を受けても医師から「何も異常がないのに病院に来られたら困る」と言われて、悔しくて眠れないこともありました。
 あまりにも痛みが強いので、私は西洋医学のみならず、様々な療法を試しました。マッサージや水泳、針、漢方薬をはじめとした薬草など、良くなると言われるものはいろいろ試しました。しかし効果も、一時的に良くなることもありましたが、痛みから解放されることはなく、長く苦しい状況が続きました。痛みがあるのに病気ではないと診断されたこともあって、私はだんだんとうつ的な気持ちになり、家から出ることもできなくなり、生きる気力も失いかけていました。
 2006年12月、内科医での診断の結果、線維筋痛症(フィブロミアルジア、原因不明の慢性疲労症候群)と診断されました。心配した家族や友人の勧めで2007年1月から同じ病気を持つ人たちのグループに入ったりもしました。しかし、何も変わることもなく、全身の痛みと疲れた状況がいつも続き、横になっている毎日でした。全身の痛みと疲労の症状がだんだんとひどくなり、めまいや足に力が入らないことから、何度も倒れて、時には歯を折ることもありました。

〔友人から勧められた岡田式浄化療法を受けることで元気に〕

 そのような苦しみの中にあった2008年10月、近所に住む友人のMさんから浄化療法を紹介され、「今度、浄化療法を体験できるセミナーがあるから来ないか」と誘いを受けました。
 私は“もうこの病気から解放されることはないだろう”とあきらめていたのですが、一方で“きっといい療法がどこかにあるのではないか”という期待、この全身の痛みから少しでも解放してほしいという願いもあり、セミナーに参加することにしました。
 当日は一人では歩くことが難しかったので、夫と一緒に参加して浄化療法を体験しました。
 浄化療法を受けたその日は不思議と痛みが軽減し、体が楽になりました。私はMさんに「続けて浄化療法を受けたい」と言いました。Mさんは、100kmほど離れた所に浄化療法を定期的に受けられるソウト瑞泉郷があることを教えてくれ、私は週2回、足を運びました。
 2ヶ月間、浄化療法を受け続けていると、だんだんと痛みがなくなり、普通に歩いたり家事もできるようになりました。今まで手に力が入らず、字を書くことができなかったのが、普通にできるようになりました。うつ症状も軽減して、生きる気力が湧いてきました。
 私はその後も週1回、継続してソウト瑞泉郷に通うとともに、私に浄化療法を紹介してくれたMさんにもお願いして受け続けました。
 2009年に入ると、友人と会うたびに「笑顔が出てきている。普通に歩けるようになっている。全く別人のようだ」と言われるようにまで回復しました。5月、7月、9月の3度、ソウト瑞泉郷の健康増進日に、MOAポルト治療院の医師の健康相談を受けましたが、「全身の痛みが和らいでいる。精神的にも落ち込みがなくなり、前向きになっているね」とコメントしてくださいました。
 私は自分も浄化療法を施術できるようになりたいとの思いから、2009年3月にMOA会員になりました。この時、浄化療法や岡田式健康法の説明や、岡田茂吉先生のことについて学びましたが、岡田先生は健全な人、家庭、地域、国づくりを願って岡田式健康法を提唱し、文化事業を進められたことを知ってとても共鳴しました。
 私がこのような奇蹟的な回復ができたことは感謝にたえません。私の残りの人生は同じ病気に苦しむ人や家族や友人の健康のためにも尽くしていきたいと思いました。
 ヴィゼウ市の親戚に、私の体験を語り、このような素晴らしい浄化療法を多く人に紹介したいとの思いを伝えると、使用者が見つかっていない小さな店を貸してくれると言ってくださいました。私は、その店の場所を活用して、現在、線維筋痛症の患者さんをはじめ、病気で苦しんでいる人に浄化療法を紹介し、施術しています。

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