家庭や地域に拡がる岡田式浄化療法

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大分県  M・Mさん(73歳、女性)

〔くるぶしの腫れと痺れが消える〕

 平成11年のことです。私は社員寮の食堂に勤めていたのですが、立っていると左足がどうしてもしびれるので、接骨院へ行きました。院長の前で歩いたところ「本来の歩く姿勢ではない」と言われました。
 そのうち、くるぶしのあたりに膿が溜まり、袋状に腫れてきました。それで、靴も履けなくなったので、市民病院に行き、MRIを撮りました。医者は「左足くるぶしに腫瘍ができているが、悪性ではなく、ガングリオンという病名です。あなたの場合は膿が出ているから、膿が溜まった時には取って、そのままにしておく方がよい」と言われました。
 それからは、不自由を感じながらも、医師の指示どおりやっていましたが、痛みが治まるということはありませんでした。
 平成15年、妹の娘が妊娠中に医者に「子宮頸ガンがあるかもしれない」と言われ、妹夫婦は、N市に住んでいるその娘のところに行くことになりました。そのため、妹が面倒を見ていた叔母(92歳)の介護をしばらくの間、私がすることになりました。
 介護をしていると、叔母が私の足のことを心配して、「近くにある健康生活ネットワークの方のお宅で浄化療法を受けてみては」と勧められました。しかたなく浄化療法を受けに通うことになりましたが、1週間ほど経つと不思議なことに足の痺れがとれ、歩いても足に膿が溜まらなくなりました。病院では、足の痺れについて「どうすることもできない」と言われていただけに、“世の中には本当に不思議なことがあるなあ”と思いました。

〔友だちに浄化療法を受けてもらう〕

 自分がこんな体験をしましたので、今度は私が苦しんでいる人を癒してあげたいと思うようになり、12月12日にMOAに入会し、岡田式浄化療法の療法士資格講座を受講しました。浄化療法によって、病気から解放される人が出てくれば、私の喜びになりますし、私の生きがい、励みにもなると思ったからです。具体的なやり方を、手取り足取り教えていただきながら療法士の資格を取得し、早速実行してみました。
 近所のカラオケ同好会のお友だち8人と旅行に行った時のことです。この時、私はみなさんに浄化療法についてお伝えしたいと思い、統合医療のパンフレットと、浄化療法のテキストを持参して説明し、6人の方に浄化療法を受けてもらいました。
 最初に、肩が凝っていて腕があまり挙がらない、目もはっきり見えないGさんに浄化療法をしましたら、目がハッキリし、腕が挙がるようになったと言ってくださいました。
 次に、私の家の真向かいに住んでいるAさんが、「腰が悪く、風邪ぎみで、熱もあるので、しておくれ」と言われましたので、浄化療法を施術したところ、その人はだいぶ気分が良くなった様子で、「浄化療法をしてもらったら体中が熱くなって、汗が流れるように出たから、すっきりした」と言われ、その後、「熱が下がった。風邪が良くなった」と言われました。
 次に、4年くらい前から、少し認知症のような傾向があるとみなさんに言われ、本人も気にしているSさんですが、食欲もなく、何事にも無気力で、手も震えているような状態だったのですが、浄化療法でみなさんが変化していくのを見て、「私の首も見てもらえませんか」と言ってこられました。
 見て驚いたことは、頸椎のあたりにゴルフボールぐらいの大きさのコブが3つありました。私は腎臓部を中心に10分くらい浄化療法を施術してみました。すると本当に信じられないことですが、3つのコブは誰が見てもなくなっていました。そばにいたみなさんが触れてみて、ビックリしていました。そして、手の震えも止まっていました。Sさんは、今まで歩くのが苦痛だったと話していましたが、翌日は、楽に歩き回ることができて、坂も登れるようになったと喜んでいました。
 4人目の方は、「不眠で、毎晩困っている」と話していましたが、浄化療法を受けられた後、「眠くなってきたので寝るわ」と言われ、布団に入るといびきをかいて寝てしまわれました。そのお蔭で、旅行に行ったみんなが、大きないびきで眠れなくなってしまったくらいでした。

〔家庭でも浄化療法を施術する〕

 旅行から帰ってからも、Sさん宅に伺い、20日間、毎日90分ほど、浄化療法をさせていただきましたが、敬老会があった日も歩いて行くことができました。
 旅行での浄化療法がお友だちの中で話題になったのか、Sさん宅に伺っている間もいろいろな人がわが家を訪ねてこられて浄化療法を受けられました。その時もみなさんに身体に変化が現れました。そして、いろいろな人がその話を聞いて、たくさんの方から浄化療法をして欲しいとお願いされるようになりました。
 このころ、家にいる娘家族には浄化療法をしていませんでしたが、娘がある日、旅行に一緒に行かれて、浄化療法を体験された友人たちから「お宅のお母さんはすごいことをなさいますね。あなたは、いいわね、あんなすごい浄化療法を毎日でも受けられるのでしょう」と言われたそうです。娘は喘息で、3人の孫のうち、長男は、元気に大阪で働いていますが、長女がダウン症の障害を持ち、二男が重傷のアトピーを患っていますが、そのことがきっかけとなって、娘も孫も浄化療法を受けたいということになり、今は娘、長女、二男に浄化療法を施術するようになりました。
 娘婿も浄化療法を受けている孫たちに、「本当は、お前たちが、おばあちゃんにしてあげなくてはいけないのにね」と、言うくらい理解してくれるようになりました。
 私は今、毎日が楽しく、人や社会に尽くしていくことが、本当に幸せなことだと感じています。病気で苦しんでいる人を見かけると、見かねて浄化療法をしていますが、そうした中で起こる出来事に、浄化療法の効果を感じています。

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