子宮ガン手術から完治の診断まで

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香川県  K・Aさん(35歳、女性)

〔子宮ガンを告知され、手術する〕

 平成14年のことです。K病院で看護師として元気に働いていた私は、婚約中で年内には挙式が予定されており、希望に満ちた、幸せな人生の真只中にありました。
 6月15日、疲れのせいか、少しめまいをおぼえ、薄い色のオリモノがおりていたので、婦人科医院を訪ねました。検査の結果、進行性の子宮ガンが発見されました。事実を告げられた瞬間、気が遠くなるほどのショックを受けました。そして、不安と恐怖にかられてどんどん気持ちが落ち込んでいきました。
 7月7日、母が相談を持ちかけたMOAのスタッフがとても心配してくださり、地域のMOA健康生活ネットワークの方々と相談して、岡田式浄化療法が受けられるよう配慮していただきました。私はその日から浄化療法を徹底して受けることになりました。
 そして、「病気したことは大変なことだけど、自らの生き方を振り返る機会でもあり、苦しいことがあっただけは、その後きっとよいことがあるのだと前向きに捉えていこう」と励ましていただき、メンタル面も安定し、それまで泣いてばかりいた自分が、不思議なくらい前向きな気持ちに変わり、7月17日の手術に臨むことができました。
 病巣を切除する手術に要した時間は、わずか15分というスムーズなものでした。その後も出血は続きましたが、体力そのものの回復は順調でした。

〔子宮が元の大きさまでに再生する〕

 後の治療として、主治医は万全を期すために抗ガン剤の投与を勧めてくれました。しかし、私は看護師として抗ガン剤投与の後遺症を嫌というほど見てきていますし、特に薬の副作用によって、女性にとっては命とも言うべき髪が抜けることだけは、結婚を控える身としてどうしても避けたいと思いました。そして主治医には、「もし、再発や転移があったときに抗ガン剤を再検討したい」とお伝えしたのです。
 術後5日目には退院することができました。退院後に、多量の下血がありましたが、医学的に問題もなく、手術の翌月には無事に職場復帰することができました。
 入院中も、健康生活ネットワークのみなさんをはじめ、大勢の方々から徹底して浄化療法を施術してもらいました。退院後もネットワークのご家庭を訪問し、毎日浄化療法を受けることができました。
 ネットワークのみなさんには、いくら感謝してもし尽くせないものがありました。そして、私もみなさんのように悩み苦しむ人に、真心をもって寄り添える人間になりたいと、強く心に誓いました。
 病院では、しばらくの間は頻繁に、手術個所付近の細胞を採取して検査を行ない、回復状況はどのようなものか、転移の心配はないかなど経過観察をしたのですが、驚いたことに、ほんの1~2ヶ月の間に子宮は元の大きさにまで再生していたのです。担当された医師も「エッ、もう普通の大きさに戻っている!」とびっくりしておられました。その後も定期的に検査を続けてきましたが、再発や転移もなく今日を迎えております。

〔わが家で岡田式健康法を実践する〕

 医師である婚約中の彼には、全てありのまま報告していました。子宮にメスを入れるということについても、本人はもちろん、ご両親もこだわる様子を見せませんでした。そして、平成14年12月22日に無事に結婚式を挙げることができました。
 結婚前に、MOAの事も彼に話しましたが、あまり関心がなく「君が活動するのはいいよ」と言われました。
 私の子宮ガンを契機に、実家の母は家庭の食卓に用いる食材をMOAの自然食に切り替えました。私も日々の食事は健康に大きく関わってくると考えていましたので、結婚後も調味料や豆腐などの加工品は、MOAの自然食を買い揃えるようにしました。
 夫も「おいしい」と言って喜んでくれ、リビングや玄関にいけた花を見ては、「いつも花があっていいね」と、言ってくれるようになりました。
 平成15年3月に入ってから、ネットワークのHさんから、「岡田茂吉先生の哲学の学び合いに、あなたも参加してみませんか」と、お誘いいただきました。
 『人間は肉体以外生命力というむしろ肉体以上重要な霊的固体なるものが存在しており、それが体との密接不離な関係にあって、人間は生きて活動できる』とする、目に見えない霊の実在を前提とした岡田先生の哲学を理解することができました。また病気の真因には「病気というものは一言にして言えば『生のための浄化作用なり』である」と説かれていました。子宮ガンを経験したことは、良くなるための苦しみであり、人間として本当の幸せに向かうための大きなきっかけであったと前向きに受け止められるようになり、これからの人生を私はどう生きていけばいいのかを考える転機となりました。
 岡田先生の考え方にもとづいて日常を見つめ直しながら、岡田式健康法の浄化療法、食事法美術文化法を生活の中に取り入れていくうちに、夫も少しずつ理解を示すようになってきました。

〔夫婦、家族のあり方を岡田先生の論文より学ぶ〕

 その一方で、結婚後しばらくして、些細なキッカケから義母との関係にぎこちなさを感じるようになってしまい、次第に義母との距離が開いていきました。嫁と姑の関係の難しさはよく見聞きしてきましたが、思いがけず自分もその悩みを抱えることになってしまい、そのことが夫との間にも少しずつ溝を感じさせるものになっていきました。このままではいけないと思いつつも、解決の糸口が見いだせずに悩んでいました。
 そんな折、MOAのスタッフから、岡田先生の本の中から『男女合権論』の論文を紹介され、お互いの立場も分かり合い、大切にし合う夫婦のありようについて、アドバイスを受けました。
 その時から、夫への感謝や、夫を大切に思う気持ちをどう表していこうかと考えた私は、「お帰りなさい」と、仕事から帰った夫を笑顔で出迎え、食事づくりにもそれまで以上に心を込めるようになりました。
 そんな心が通じて、夫はとっても優しく接してくるようになったばかりでなく、いつの間にか、義母までが私に心を開いて接してくれるように変わったのです。
 11月には、光輪花クラブというお花の教室に入会し、花の持つ美しさへの理解が深まるにつれ、触れ合う人にいつも美しい心で向き合える気がして、すばらしい力を育んでくれる光輪花であると感動の中で実感しました。
 このころから、私は岡田先生の論文を毎日学ぶことで、次第に自分の考え方や価値観が変化していきました。

〔夫の入会〕

 平成17年1月には浄化療法の療法士資格を取得しました。そのころから自然と夫や実家の家族、ネットワークのみなさんに浄化療法を施術する回数が増えていきました。
 以前より気になって仕方がなかった右下肢の歩行困難な状態に長年苦しんできた義母にも浄化療法を説明し施術しました。
 初めての浄化療法の施術で両足が内側から温かくなり、終了後は「足が運びやすくなった」と喜んでくれました。それでしばらくの間、週2回、義母に浄化療法を施術しました。回数を重ねるごとに様々な症状が表われ、自分の体が思うようにならないために落ち込んでいた義母の気持ちも前向きになっていきました。
 後日、『楽園』17号を持参し、内科医である義父にMOA高輪クリニックのS院長が寄稿された「岡田式浄化療法がもたらす健やかな心身と生きがい感」のページを読んでいただきました。そして、肩こりのひどい義父にも浄化療法を施術したところ、「首が温かくなってきた。ありがとう」と言われて、次回の約束もしました。
 夫も、「浄化療法ができて良かったね」と、一緒になって喜んでくれたことは、私にとって大きな感激でした。
 平成17年4月16日、私はいつになく激しい月経痛でうずくまっていると、夫がしばらく下腹部に手を当ててくれました。本当に人の手は不思議です。ロケットをかけていない夫の手ですが痛みが和らいだのです。
 そして、「こんな激痛をこれから先も背負っていくのはつらい。せめて月経痛の時だけでも、浄化療法を施術してもらえたら痛みが和らぐのだけど」と、涙ながらに夫に訴えました。
 「浄化療法の効果を今は信じられないけど、いいのか」という夫に対して、私は「それでもいい」とうなずきました。うれしかった。本当に言葉に表せないほどの喜びでした。平成17年4月23日に夫は、MOAの会員になりました。そして、つらい時は家庭で夫から浄化療法が受けられるようになりました。

〔進行ガンが完治する〕

 平成19年6月の定期検診では、主治医から「この5年間、転移や再発は一切認められませんでした。進行ガンは完治しています」と診断していただき、本当に感激しました。
 子宮ガンを宣告されてから今日までの事を振り返ると、病気や苦しみが、一人の人間として自分自身を振り返る大切な機会となり、次の段階に進むステップとなり得ることを強く実感しました。
 同時に、私が大きな苦しみにあった時、その私に寄り添い支えてくださった健康生活ネットワークのみなさんの温かなお心と行動力に感激したことが、今の生きがいを実感できる人生の原点にあります。
 今の社会の中では、たくさんの方々が、自分が直面している苦悩の解決法を見いだせずに、苦しんでおられると感じています。
 そうしたお一人お一人の苦悩を解決する切り口は変わってくるでしょうが、医療従事者としての知識と経験を生かしながら、岡田先生が説かれた論文や自然治癒力を高める岡田式健康法を広く社会に紹介していきたいと願っています。

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