偏頭痛が少しずつ消えていく

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北海道  O・Kさん(21歳、女性)

〔偏頭痛の悩み〕

 私は、小さいころから季節の変わり目に風邪を引いたり、腹痛が起きたりと、体調をくずして病院にかかることが多く、健康に自信がありませんでした。高校生になると偏頭痛が起きるようになりました。こめかみが指で強く押されるような痛み、締めつけられるような痛みがあり、毎日1回、薬局で買った頭痛薬を飲んでいました。
 平成19年、高校を卒業して進学した私は、地元を離れて一人暮らしをするようになりました。特急電車で4時間ほど離れた場所で、健康に自信もなかったので生活に不安がありましたが、将来の夢であるペットトリマー(ペット専門の美容師)になるためにどうしても行きたい学校だったのです。
 進学してしばらくすると偏頭痛が強くなってきました。それまでは頭痛薬を朝飲んでいれば、日中は治まっていたのですが、次第に痛む回数が増えてきました。“学校に行っている間に痛くなったらどうしよう”という不安から、薬を持ち歩くようになり、痛くなれば1日に2回飲むこともありました。さらに頭痛で、何をする訳でもなく自分の部屋で寝ているだけの日も増えました。“私は一生この薬を手放せないの?”“薬がなくなったら私はどうなるの?”といろいろな不安を抱えながら過ごしていました。

〔岡田式健康法の体験〕

 平成21年4月、卒業して無事トリマーの資格を取って地元に戻ってきた私は、市内のペットショップで働き始めました。しかし、お店側の経済的な理由で、数ヶ月で働けなくなってしまいました。その後、なかなかトリマーの働き口が見つからず、自然食品を販売しているMOAオレンジハウスで働き始めた平成21年8月、祖母から「健康増進セミナーっていうのがあるから行ってみないかい?」と誘われました。健康増進セミナーでは抹茶体験ができると聞いて、高校の時に茶道部で活動していた私は、久しぶりに体験したいと思い、行くことにしました。
 町内会館で開催された健康増進セミナーでは、抹茶といけばなの美術文化法の体験のほか、食セミナーを受講し、浄化療法を体験しました。抹茶体験では、私が習っていた裏千家の作法と違っていて、いい勉強になりました。食セミナーでは、発芽玄米のごはんと煮物や野菜が入ったお弁当を試食しましたが、ダシが効いていて、家で食べている食事とは違う美味しさがあって感動しました。浄化療法では、頭を施術してもらいましたが、受けはじめた時にあった頭の痛みが次第に和らいでいきました。
 翌9月、祖母と母が「MOAに入会してみては?」と提案してくれました。祖母は、自分が首にかけているロケットを見せて、「このロケットを持っていると、自分でも浄化療法ができるのよ。そしたら痛い時に自分でできるし、頭痛が和らぐんじゃないの」と話してくれました。私はその言葉に半信半疑でしたが“頭痛が良くなるのなら”と思い、とりあえず入会することにしました。
 何日かしてロケットを受け取りました。私はさっそく首にかけてみました。すると、旅行に出かけて家に帰ってきた時のような、何とも言えない安心感を覚えました。

〔浄化療法を継続して頭痛が和らぐ〕

 入会して初めて浄化療法を施術したのは母でした。母は「肩が楽になったわ。効くわね」と言ってくれて、私は「良かったね」と言いましたが、正直“私の浄化療法も効くんだ”とちょっと嬉しく思いました。また、頭が痛い日は、寝る前に自己施術をするようになりましたが、いつのまにか寝てしまいます。
 平成22年4月、MOA会員の青年のMさんが私に継続して浄化療法を施術してくれると言ってくれました。スタッフの方が私の偏頭痛を心配してくださって、Mさんに連絡をしてくれたようです。それから私は、Mさんと都合のつく日を調整しながら、仕事が終わった後にMOAセンターに行って、30分ほどの浄化療法を受けるようになりました。
 週に4、5回の割合で、約3ヶ月間受け続けました。
 1ヶ月ほど経つと、いつの間にか薬は飲まなくても頭痛が起きなくなり、薬の存在も気にならなくなっていました。仕事が忙しい時などに頭痛が起きることがありますが、浄化療法を受けるだけで痛みがなくなりました。薬で抑えていたあの痛みがないということ、薬がなくても平気ということが嬉しく、気持ちの面でも楽になれた感じがしました。食欲も以前より増して、寝付きも良くなったように思います。
 2ヶ月ほどすると、浄化療法を受けた後は、頭の熱がなくなっていることや、腰のあたりの熱がなくなっているなどの変化が自分でも分かるようになりました。また、トイレの回数も多くなってきたことに気づき、以前よりも体のスッキリ感が感じられるようになってきました。

〔心の変化〕

 体の変化だけではなく、心にも変化がありました。今まで、自分の体のことと仕事のことばかりで頭がいっぱいだったのですが、体が大分良くなり、周りの人を気にかける余裕が出てきたのだと思います。私が祖母や母、青年の方から浄化療法を受けて楽になったように、周りの人も少しでも楽になってもらいたいという気持ちが芽生え始めたのです。今ではほぼ毎日、私は祖母から、祖母は母から、母は私から浄化療法を受けるというローテーションでやっています。
 私にとって浄化療法とは痛みを和らげるだけではなく、“早く良くなって欲しい”などの思いやりの気持ちがこもっているものだと思いますし、また、今では生活の一部になり無くてはならない存在だと思っています。そして、浄化療法をもっと学ぶために3級療法士の資格を取得しました。

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