豚肉に含まれるビタミンB1は糖質の代謝に関わり、疲労の回復に役立ちます。疲れたなと思ったら豚肉を。カブなどの根菜は、東洋医学的に体を温め血行を良くする食材です。白だしで和風に仕上げた野菜たっぷりのポトフで、体も心も緩めましょう。
利恵先生からのワンポイント
- 素材が生きる優しい味付けにするため、肉の臭み消しにスパイスを使わず、焼き色を付けて香ばしさを出します。ニンジンも焼くと土臭さがなくなり、甘く仕上がります。
- 紅花油には若返りのビタミンといわれるビタミンEが豊富。血管を拡張して血行を促進し、抗酸化作用にも優れているので、冷え性や血流改善を願う方に特にお薦めの油です。
- 具材にしっかり味を染み込ませるポトフの煮汁は、塩分が高め。水分量を減らし、肉はひっくり返しながら中心まで火を通せば、減塩につながります。
- 初日は具材を楽しみ、美味しいおだしが出た煮汁は、翌日に水分と野菜を足してスープなどにアレンジを。
レシピ動画
材料(2人分)
豚もも肉(塊) | 300g |
a)塩 黒こしょう |
小さじ1/3 少々 |
ニンニク | 1/2かけ |
紅花油 | 小さじ1 |
新じゃが | 1、2個 |
ニンジン | 1/2本 |
セロリ | 1/4本 |
新玉ネギ | 1/4個 |
カブ | 1個 |
水 | 600ml |
白だし | 大さじ4 |
からし | 適量 |
栄養価(1人分)
エネルギー | 448kcal |
タンパク質 | 33.0g |
脂質 | 25.4g |
炭水化物 | 28.9g |
食塩相当量 | 5.4g |
作り方
- 豚もも肉は、平たければ型崩れ防止のためにたこ糸を巻き、a)をすり込んで下味を付ける。新じゃがは皮をきれいに洗い、大きければ食べやすく切る。ニンジンは縦半分にする。セロリは筋を取り、2等分にする。新玉ネギとカブは食べやすい大きさに切る。
- フライパンに紅花油を入れ、強火で熱する。豚もも肉とニンジンを入れ、全面に焼き色を付ける。
- 鍋に2の豚もも肉とニンニク、水を入れ、ふたをして中火にかける。沸騰し、あくが出たらすくい、肉をひっくり返す。ニンジン、新じゃが、セロリ、新玉ネギを入れたら少し火を弱め、ふたをして10分煮る。
- カブ、白だしを加え、ふたをして豚肉にあらかた火が通るまで6〜10分ほど煮る。火を止めて30分置き、余熱で火を通す。
- 豚肉を取り出し、食べやすく切る。鍋を温め直し、野菜と肉を器に盛って汁を適量注ぎ、からしを添える。