カキは海のミルクといわれるほど栄養素が豊富で、免疫力、抗酸化力に欠かせないミネラル・亜鉛を豊富に含みます。冬は特にグリコーゲンという糖質を多く蓄え、うま味が強くぷっくりしてまろやか。旬の甘いネギは、うま味を吸ってとろりと仕上がります。
利恵先生からのワンポイント
- カキは片栗粉で洗うと汚れが取れます。焼く時に片栗粉をまぶせば、水分が流出せずふっくらとした仕上がりに。加熱して出てきた汁は天然の調味料。捨てずに使いましょう。
- 冬のネギは甘みが強く、煮るととろりとして、えも言われぬ美味しさに。太めでみずみずしいものを選びましょう。細めのネギなら2本入れても。
- 豆腐はちぎって入れると断面に味が染みやすくなります。煮込みすぎるとすが立つので、短時間で味をなじませるのにお薦めです。
- ごま油ではなくオリーブ油を使うと、すっきり軽い感じに仕上がります。
レシピ動画
材料(2人分)
カキ | 120g |
片栗粉 | 適量 |
木綿豆腐 | 200g |
シイタケ | 2個 |
長ネギ | 1本 |
a)ショウガ(みじん切り) ニンニク(みじん切り) オリーブ油 |
1/2かけ 1/2かけ 大さじ1 |
b)濃い口しょうゆ 砂糖 酒 オイスターソース 中華だしのもと 水 |
小さじ1 小さじ1 小さじ2 小さじ2 小さじ1 150ml |
栄養価(1人分)
エネルギー | 244kcal |
タンパク質 | 13.7g |
脂質 | 11.6g |
炭水化物 | 22.6g |
食塩相当量 | 2.4g |
作り方
- カキをさっと洗い、分量外の塩少々と多めの片栗粉をまぶす。ボウルにカキと浸るくらいの水を入れ、つぶさないように優しく混ぜたら水を入れ替え、2、3回すすぐ。キッチンペーパーで水気をふき取り、片栗粉を全体にまぶす。
- 豆腐は耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジに1分30秒かけて水切りする。シイタケは石突きを切り落とし、4等分に切る。長ネギは飾り用に青い部分少々を千切りにし、他は2cm幅の斜め切りにする。
- フライパンにa)を入れ、中火にかける。香りが立ったら1を並べ、両面を焼く。ふたをして火が通るまで加熱したら、カキを取り出す。
- 同じフライパンにb)を入れ、中火にかける。沸騰したら豆腐をちぎりながら加え、シイタケ、斜め切りの長ネギを入れる。再度沸騰したら火を弱め、ふたをして3、4分煮る。
- 3を戻し、分量外の水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1、水大さじ1)でとろみを付ける。皿に盛り、千切りのネギを飾る。