不登校と健康問題テーマにシンポジウムー沖縄
「教育に生かしたい」と教育関係者が高く評価

2020.12.25

主催/(一社)MOAインターナショナル、(一財)MOA健康科学センター
協賛/(一財)MOA沖縄事業団
後援/厚生労働省、消費者庁、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、総務省、沖縄県、沖縄市、うるま市、沖縄県中学校長会、沖縄県小学校長会、沖縄県教育委員会、沖縄市教育委員会、うるま市教育委員会

 

「これからの医療とまちづくりシンポジウム」が12月5日、「不登校と健康問題」をテーマに、沖縄市内の小学校体育館で開催され、座席間隔を広げるなど新型コロナウイルス感染症の予防に配慮した会場で、教育関係者やMOA会員ら約100人が聴講しました。

 

RESM新横浜睡眠・呼吸メディカルケアクリニック副院長で臨済宗建長寺派林香寺住職の川野泰周医師が「心をはぐくむマインドフルネス〜『生きる』を支える自己認識と共感力」と題して基調講演。子どもたちの自己肯定感が低下し、自らと他者への思いやり不全に陥っている状況を踏まえ、子どもたちはもちろん、養育者である大人たち自身の自己肯定感を高める大切さ、他者からの評価によって成り立つ自尊心よりも、他者の視点抜きで成り立つ自慈心の大切さを強調。その方法として、マインドフルネスを紹介しました。

自慈心を高める大切さを訴える川野医師

 

MOA高輪クリニック院長の鈴木清志(一財)MOA健康科学センター理事長は、アメリカと日本の教育問題を確認した上で、心臓カテーテル治療を受けた人の5年後の調査では独身者は既婚者に比べて死亡率が3倍高かったという研究結果などを紹介しながら夫婦の絆、家族の絆の大切さを確認。教育も医療もまちづくりも、絆に支えられたコミュニティーが重要な役割を果たすと強調しました。加えて、統合医療の概要、コミュニティーの一つであるMOA活動、その効果について解説しました。

鈴木理事長はコミュニティー、絆の大切さについて語りました

 

フォーラムでは、榮葉子沖縄東中学校校長の紹介を受け、MOA会員である知念トシ子さんが、心の教室相談員として不登校などの子どもたちを受け入れ、お花やお抹茶、野菜づくりを共に楽しみ、沖縄療院のサポートを得ながら取り組んできた営みを報告。子どもたちが心を開き、困難を乗り越え、立派に成長している事例を複数紹介して、感動を呼びました。登壇者の與古田思信沖縄県小学校長会会長、與那嶺剛沖縄市教育委員会指導部長もそれぞれに語り掛け、子どもたちの自己肯定感を高める重要性を再確認していました。

心の教室相談員である知念さんの活動発表は感動を呼びました

 

嘉手刈弘美うるま市教育委員会教育長が「素晴らしいシンポジウムでした。その内容を持ち帰り、協議して、これからの教育に生かしていきたい」と述べるなど、教育問題の解決に向けた意義あるシンポジウムとなりました。