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岡田式健康法をメンタルケアに導入する

2010.12.23

ペルー  E・Rさん(46歳、男性)

 

〔ペルーの警察官の苦悩に直面して〕

 私は、臨床心理士(心理カウンセラー)として、ペルー国立警察病院に15年間勤務しています。
 ペルーの警察官は、テロや密輸組織の取り締まり、日々増加し凶悪化する犯罪撲滅への取り組みなど、特殊な責務を担っており、また経済的な問題も重なり、肉体的、精神的な負担や不安など過剰なストレスを抱えています。
 こうした最前線における取り組みは、想像を絶するものがあり、首都リマ市を中心に約4万人いる警察官のうち、メンタルケアを必要とする方々は、その40%に上り、その家族を含めると、非常に大勢の方々が病んでいるということになります。
 このように、国家の治安に携わる警察官の多くの方々がメンタルケアを必要としているという事実は、国にとっても極めて深刻な問題です。
 私も長年、警察官ならびにその家族のメンタルケアに携わっていますが、患者の数は減るどころかどんどん増え続け、予算の限界もあり、病院側としても必要最小限の対応に留まっています。
 私も心理カウンセラーとして患者の対応に追われ、現代医療の限界を実感する日々を送る中で、“何か解決の方法はないのだろうか”と思い悩んでいました。

 

〔岡田式健康法との出合い〕

 こうした状況の中、2009年10月、私は警察病院内でMOA主催の「健康増進セミナー」に参加した時、初めて岡田式健康法を知りました。
 「健康増進セミナー」では、健康法についての説明を受け、浄化療法、お花による美術文化法食事法を体験しました。その時、私は“長年求めていたものにやっと出合えた”と感じました。
 早速、同僚とともに、同じ地区にあるMOAの療院で浄化療法を中心に健康法を継続して受けることによって、大変リラックスできました。また、当時扁桃腺の炎症があり、喉(のど)に痛みと違和感がありましたが、短期間で改善され、その顕著な効果に驚きました。そして、私は担当している患者さん(約100名の警察官とそのご家族)に対して、カウンセリングとともに、是非とも浄化療法を施術したいと思い、2010年5月、入会登録をしました。
 その後、MOAの療院の一室を貸していただき、メンタルケアとともに、浄化療法を中心とした健康法を行ってきましたが、患者さんにこれまでにない改善が見られるようになりました。
 私自身も心理カウンセラーとして、MOAの哲学にふれることで大きな転換が図られました。とくに私が大切にしていることは、「感謝」「誠」、そして「人や社会に尽くすことで自らが幸せになる」という岡田茂吉先生の哲学で、これは私の人生観を180度転換するものでした。なぜなら、私の患者は幸せを求めているのですが、それを具体的に日々、どのように実践し実現していくのか明確にできず、壁にぶつかってどうしようもない状態だったからです。
 しかし、MOAとの出合いにより、その哲学、そして岡田式健康法という具体的実践方法まで提示していただくことで、壁が取り除かれ、一人ひとりの患者さんが幸せになっていく姿を見ることができるようになりました。まさに私自身、心理カウンセラーとしての使命を果たしていくことができるようになり、岡田先生に対して、MOAに対して言葉では言えないほど感謝しています。
 ここで、私がMOAの哲学と健康法をメンタルケアに導入することで、顕著な改善が図られた2人の患者さんのケースを、本人へのインタビューに基づいて紹介します。

 

〔2人の患者さんの体験事例〕

【Sさん 52歳 男性】
 私は社会に蔓延(はびこ)る悪の問題を解決するために使命感をもって警察官になり、努力し、幹部としての道を歩んで来ました。
 しかし、前政権の時代、私は、ある要人のボディーガードをし、常に生命の危険にさらされ、職場でも家庭でも落ち着いて過ごす時間がほとんどない状況にありました。さらに、職場での人間関係の悩みやさまざまな問題から「うつ病」になり、退職して別の仕事に就くことになりました。
 その挫折感は私の心を深く傷つけ、前向きな気持ちを取り戻すことができないという問題を抱えていました。そして、不安な状態やストレスはなかなか解消することができないまま、心理カウンセラーのEさんのメンタルケアを受け続けていました。
 2010年9月、Eさんから「警察病院ではなく、病院の近くのMOAの療院でケアを行うから」と言われ、そこで健康法についての説明を聴き、ケアの際には浄化療法も受けることになりました。
 5回ほど浄化療法を受け、これまで長い間、安眠したことがなかったのが眠れるようになりました。
 現在でも、週に2回ほど療院で継続して浄化療法を受けています。夜もぐっすり眠れるようになり、妻や周りの人たちからは「笑顔が見られるようになった」と言われ、ストレスから来ていたと思われる、高血圧の症状の改善も見られるようになってきました。これも、“岡田式健康法によるものだ”と、心から感謝していますし、今後も継続して健康法を受けていきたいと思います。
 こうした中で、浄化療法を通して身体はもとより、精神的にも、スピリチュアルな面でも前向きになれ、もうすぐ復職できそうな段階に至っています。
 今後、自分の抱える問題を根底から解決できるようになるためにも、MOAの哲学にあるように、“人や社会に尽くし、自らも幸せになる人生を歩んでいきたい”と思います。
 
【Lさん 51歳 女性】
 私は、看護師として警察病院に勤務しています。夫は警察官で、当初は家族で幸せな生活を送っていましたが、仕事柄、夫も私もストレスを抱えることが多く、いつのまにか夫婦間でのもめごとが絶えないようになっていました。
 私は職業柄、夫の仕事に対する理解はあるつもりですが、日々、お互いに激務に追われ、経済的な問題もあり、知らず識らず夫婦の間に溝ができてしまいました。
 そんな日々が続く中、“私自身のためにも、そして子どもたちの教育のためにも、夫と離婚した方がいいのではないか”と真剣に考えたこともありました。
 その悩みを解決すべく、同じ病院で心理カウンセラーのEさんによるケアを受けていました。ある日、お花による健康法を取り入れたということで、私は初めてお花をいけてみました。その時、お花の美しさにふれて、なんだか自分を励ましてくれているような感じがしました。
 Eさんから「夫婦仲の改善を図る上でも、家庭にお花をいけてみてはどうか?」というアドバイスをいただき、その日から早速、リビングルームや寝室に花をいけることにしました。
 お花を目の前にすると夫婦間の会話がはずみ、お互いの気持ちがわかるようになりました。花があることで不思議と夫婦喧嘩をすることも少なくなり、現在も、お花は欠かさずいけるようにしています。忙しくてお花を欠かした時には、夫から「お花が萎(しお)れてきたね。何だか寂しいから、またいけてほしい」とお願いされるようになりました。今では仕事のことや日常生活、子どもたちの教育のことなど、お互いに何でも相談できるようになり、家庭内の雰囲気も良い方向に変わり、私も“もう一度やり直していこう”という気持ちになれました。
 このように、お花をきっかけに家庭の環境ががらりと変わり、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 以上のように、この2つの事例は、私がこれまで経験したことのないものであり、岡田式健康法を導入することで得られたものと確信しています。
 これまでに私の担当する患者の中から20人の方々がMOAに入会され、さらに希望者が増えている事実を通して、浄化療法をはじめ健康法の効果が顕著であることを示していると思っています。
 今後も、健康法の実践をもって、警察官のケアに取り組んでいきたいと思っています。さらに、2010年10月15~16日にかけてMOAがチリで開催した「岡田式健康法研究シンポジウム」の成果をもとに、参加された厚生省健康局のS部長とともに、岡田式健康法、とくに浄化療法のメンタルケアに与える効果を科学的に研究していきたいと考えています。