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悪性の腫瘍を乗り越えて幸せな家庭へ

2009.12.23

石川県  N・Eさん(66歳、女性)
W・Kさん(84歳、女性)

 

〔悪性の腫瘍が見つかる〕

【Nさん】
 平成19年9月21日のことです。ゆで卵を縦に半分に割ったような大きさのしこりが首の左側にできていることに気づきました。5月に市の健康診断を受けた時は何の異常もなく、この日まで全然気づきませんでした。あまりの大きさに驚き、すぐに近所の病院で診てもらいました。かかりつけの医師は「専門病院で診てもらった方がいい」と言われ、県立病院の血液内科を紹介してくださいました。
 紹介された県立病院では9月28日にPET検査(コンピューター断層撮影)を行い、10月3日に結果が分かるので聞きに来て欲しいとのことでした。
 結果を聞く前から、私は“たぶんガンだろう”という思いがありました。
 
【Wさん】
 10月1日にNさんが私の家を訪ねてきました。そして、首のしこりを見せて「私、ガンらしい」と相談してきました。私は「コブじゃないの?」と言いました。しかし、口ではそう言ったものの、コブが急にこんな大きくなることはないでしょうから、心中は“違うな”と思いました。ガンではないかと思いましたが、“コブであれ、コブであってくれ”と願いました。
 
【Nさん】
 10月3日に病院へ行くと、首のしこりは腫瘍であることが分かり、その後の検査で悪性であることが分かりました。これまで病気をいろいろしてきたので、あまりびっくりしませんでした。“治療を受けなくちゃ。病気には負けないわ”という気持ちが強かったのです。
 帰宅後、夫に診断の結果を伝えると、「そうか。仕方ないな」と言っていました。夫は何事も顔には出さない人ですが、さすがに驚いた様子でした。
 息子は「仕事を辞めた方がいい」と言いました。でも、ずっと仕事を続けてきたので、何もしないのは退屈と思い、できるだけ仕事をするようにしました。
 抗ガン剤治療は10月22日から始めることになり、11月、12月と3週間に2日間ずつ受けることになりました。医師からは「抗ガン剤を打ったら痛みもくるし、ご飯も食べられなくなるかもしれません」、「皮膚に異常が出たり、手が痺れることもあります。髪の毛が抜けるのでカツラを用意したらいい」と言われました。

 

〔健康生活ネットワークから毎日浄化療法を受ける〕

【Wさん】
 10月22日からNさんは抗ガン剤治療に入りました。Nさんにお願いされて、それから毎日、わが家で1時間ほど浄化療法を施術しました。
 また、健康生活ネットワークのみなさんも来てくださり、毎日、2~3人がNさんへの浄化療法を施術することができました。みなさんは、夕飯の忙しい時にもかかわらず、準備を済ませて集まり、Nさんのために1時間ほど浄化療法を施術して、終わったらすぐに帰られるという感じでした。
 また、「Nさんは、抗がん剤治療の副作用からご飯が食べられなくなったり、作れなくなったりすることもあるかも分からないから」ということで、みなさんが食事を作って持っていくこともありました。みなさんが本当にNさんのために尽くしていました。
 
【Nさん】
 浄化療法を受けると、とても気持ちが良くなるのです。頭から足にかけてスッキリしていく感じがあります。体が軽くなる感じがあります。
 抗ガン剤の治療の副作用はほとんどありませんでした。手に少し痺れを感じ、夫からは「顔色が少し悪い」と言われる程度でした。また、1回目の抗ガン剤治療の後に首の腫れもほとんどなくなりました。
 治療を始めても痛みもなければ、ご飯も食べられたし、風邪も引くことなく、一日も寝込むこともなく過ごすことができました。また、抗ガン剤の治療の後は口の中が苦くなりますが、浄化療法を受けて帰るころには苦さがなくなっていました。

 

〔「全治した」と診断される〕

【Nさん】
 抗ガン剤治療が終わった後、腫れは引いたのですが念のためにと放射線治療を12月25日から翌年の1月21日までに15回受けることになりました。
 初めて放射線治療を受けに行った時に、担当した先生に「抗ガン剤治療を受けているのに、こんなに毛が残っている人なんていませんよ」と言われました。部分的には抜けていたのですが、ほとんど残っていました。
 
【Wさん】
 平成20年1月20日に放射線治療を終えた時も、Nさんの髪の毛はほとんど残っていて、私もとてもビックリしました。
 
【Nさん】
 放射線治療を終えて1月25日の検査結果では、すべて異常はなく、数値も正常で「全治した」と診断されました。担当の先生からは、1ヶ月おきに5年間は定期検診をすると言われましたが、結果が良好なのでしょうか、4月の定期検診の時に、今後は半年おきにしていくことになりました。
 しこりが見つかった時、診察していただいた近所のかかりつけの先生にもガンが全治したと伝えました。すると「こんな人あんまりいないですよ」と驚いていました。毛が抜けないというだけで、お医者さんや放射線の技師の人もびっくりしていました。

 

〔病気を通して感謝する、助け合う家庭に〕

【Wさん】
 実は、10月1日にNさんが私に「ガンらしい」と相談に来られた時、「これからどういう心でいればいいの?」とも聞かれました。「検査の結果、ガンだったら、夫に治療のための送り迎えもして欲しいけれど、頼みづらい」とのことでした。
 Nさんとは何十年という付き合いですが、以前に「夫は、仕事は素晴らしくて尊敬するけれど、感謝したことはない」と聞いたことがありましたので、私は「長い人生いろいろあるけれど、あなたが感謝の心を持って接すればご主人の素晴らしさが分かるわ」と伝えました。
 
【Nさん】
 私たちは夫婦で箔の仕事をしています。正直、結婚した時から職人同士の付き合いで、仕事のために嫁いだという感じです。以来、毎日が忙しく、2人とも夜遅くまで仕事場にいるため、夫との会話は仕事の話ばかりで、どちらかというと男同士の付き合いみたいな感じでした。
 そういう関係だったので、私は夫を職人としては尊敬しているのですが、妻として夫に感謝する心がありませんでした。
 Wさんから「あなたが感謝の心を持ってご主人に接したら」と言われた時、我に返ったという感じでした。なるほどと思いました。それから夫への態度も変え、感謝をするようにしました。
 そうすると、夫に対する言葉が柔らかくなりました。今までは、仕事の時に「こうすればええがやろ」と聞く姿勢から「こうすればいいがかね?」と変わっていきました。「こうすればええがやろ」という言い方をすると、夫は職人ですから「何でお前にそんな風に命令されないかんがや」と怒るのです。少し言葉尻や姿勢が変わったことで、夫の態度も変わってきました。ちょっとした会話の違いですが、それが家族には大事だということを知りました。
 
【Wさん】
 そして、Nさんはご主人に「夕飯が済んでから毎日、Wさんのお宅に浄化療法を受けに行きたいので、送り迎えしてください」と頼むことができ、ご主人も了解して送迎してもらえるようになったと喜ばれていました。
 また、ご主人は「仕事も収入が減るけど仕方ない」と言って、Nさんが受けていた大きな仕事は断ってくださいました。ご主人は、とても優しくなって夫婦の会話もできるようになったそうです。
 Nさんの今回の病気で、家族の心が変わっていきました。ご主人だけではありません。近くに住むお嫁さんは体が弱くて、いつも子どもさんの世話や食事の準備を姑であるNさんが担っていたのですが、このころからお嫁さんが自分でするようになったそうで、息子さんも「収入が減る分は助ける」と言ってくれたそうです。そのお蔭で、Nさんも睡眠時間を増やすことができるなど、すっかり助け合える家庭になられた様子です。
 
【Nさん】
 私は今回の病気をいただいて感謝しています。岡田茂吉先生は、病気というのは体が良くなるための浄化作用と仰っていますが、その通りに今回の病気を通して体は良くなり、家庭も幸せになりました。こういう状況にならなかったら、私は相も変わらず気ままな人間でいたと思います。
 夫と会話できるようになると、精神的にも楽になりました。そして、このように変われたのは、Wさんをはじめとする健康生活ネットワークの方々に出会えていたからこそだと感謝しています。
 最近、夫に「ちょっと浄化療法を受けに行ってくるね」と言っても、怒ることなく「行っておいで」と送り出してくれるようになりました。仕事は忙しいのですが、浄化療法によって私が癒されたことを感謝しているので、怒らないのだと思います。
 これまでは夫とは職人同士の付き合いで、夫婦ではなかったのです。今回の病気をきっかけに、やっと夫婦にならせていただきました。私も今までは夫が出かけても何も聞きはしなかったのですが、今では「どうやった?」と聞ける自分になれました。
 私は病気になったことで、このように晩年になって、夫と一緒に楽しく生活することができるようになりました。第三の人生みたいなスタートを幸せに切れたように思います。