第21回日本統合医療学会
岡田式健康法の効果を示す発表に高い関心(東京都江東区)

2018.02.15

 

東京都の東京有明医療大学で昨年11月25、26の両日「第21回日本統合医療学会」が開催された。「患者中心の医療」をテーマにシンポジウムや講演が行われる中、(一社)MOAインターナショナルと連携するクリニック・療院の医師と看護師、(一財)MOA健康科学センター研究員らが、脂質異常症に対する岡田式健康法の効果、療院とコミュニティーが連携した患者へのケアと看護師の役割などについて発表した。

 

 

うち、口演発表「エネルギー療法その他」の部で、内田誠也MOA健康科学センター主任研究員が、鳥取県南部町の町民を対象にしたエネルギー療法教室での岡田式浄化療法の効果について発表。また、兵庫県のデイサービスセンターサクラ・イタヤドの津村慶子看護師が、岡田式健康法(美術文化法、浄化療法)を体験した利用者の健康状態と前向きに生きる気持ちが高まったと発表。質疑応答では「エネルギー療法教室参加者は浄化療法での変化をどう受け止めていたか」「デイサービス利用者の健康法への反響は」などの質問が寄せられ、関心の高さをうかがわせるものとなった。

 

 
 
 

鈴木理事長、片村院長に学会論文賞

 

26日に行われた同学会会員総会では、平成29年度の同学会論文賞が発表され、鈴木清志MOA健康科学センター理事長、片村宏(医財)玉川会MOA新高輪クリニック院長による論文「高血圧患者に対する統合医療の効果」が受賞。代表して片村院長に仁田新一同学会理事長から表彰状が授与された。

 

 
 

同論文は『日本統合医療学会誌』第10巻第2号で発表されたもの。高血圧患者351人を調査し、岡田式健康法を取り入れた東京療院での統合医療的介入とMOA健康生活ネットワークと連携した生活習慣改善の支援を受けた患者、他医療機関で治療を受けた患者、健康診断のみの患者のグループに分け、来院時血圧と降圧薬の量、糖尿病や肥満などのリスク因子の有無を解析。定期的に統合医療的介入を受けた患者のうち8割で血圧が改善し、3割で降圧薬を減量、または中止できたことが示されている。

moanews 286号 2018年2月15日発行