美術文化法

美術文化法

 最新の精神神経免疫学の研究によって、喜びや感動、感謝といったポジティブな精神状態が、免疫機能、すなわち自然治癒力を高めることが、医学的にも明らかになってきました。
 花の持つ癒しの効果も注目され、花療法や園芸療法に取り組む医療機関も現れています。花や園芸作業がリラクゼーション効果を与え、疲労感を低下させるなど心身の健康を増進するというのです。
 「美術文化法」は、岡田茂吉の提唱した、美を楽しむことによって人間の本性ともいうべき魂が浄化され、その結果として、心身の健康が得られるという原理を活用した健康法です。
 美しいものに出合った時、人は、心が明るくなったり、清々しくなったり、落ち着いたり、前向きになるなど、心に変化が起きます。知らず識らずのうちに、品性が向上し、美しい心、美しい言葉、美しい行いができるようになります。こうした状態が心をより健やかなものにし、身体にも影響を与えていきます。
 MOAでは、5つの実践ポイントを示しながら、日常生活に「美」を取り入れることを奨励しています。自然の景色を楽しむことをはじめ、美しく形作られた庭園や美術品の鑑賞、光輪花クラブや茶の湯、美術品の複製品の家庭における活用など、生活を豊かにし、心身の健康に資する活動を推進しています。

〔美術文化法 実践のポイント〕
  • 最高の芸術を楽しむ
    ① 天然と人工美が調和した現代のオアシスを楽しむ
    ② 四季の自然美・景観美を満喫する
  • 美術を楽しむ
    ① 美術品を鑑賞する(美術館、ギャラリー、図録、複製、テレビ番組等)
    ② 創作する(絵画、工芸、写真等)
  • 花を楽しむ
    ① 花を観賞する
    ② 花をいけて飾る
    ③ 花を育てる
  • 茶の湯、芸能、文芸を楽しむ
    ① お茶を点てる、いただく
    ② 映画、演劇、舞踊を楽しむ
    ③ 音楽を鑑賞する、演奏する、歌う
    ④ 俳句・詩歌を詠む・鑑賞する
    ⑤ 小説など文学作品を読む
  • 衣食住の美を楽しむ
    ① ファッションを楽しむ
    ② 食卓を彩る
    ③ 住まいを美しくする
    ④ 香りを楽しむ