新田記念統合医学研究所

(1) 目的

新田院長

 近年の分子生物学・理工学の著しい進歩に基づいて、医療も驚異的な進歩発展を遂げています。しかし、現代医療とて万能ではなく限界があると危惧を感じられる一面もあります。それらを下地として、相補・代替・伝統医療が着実な広がりを見せ、現在では統合医療が注目されてきています。
 この統合医療は、あくまでも近代西洋医学をベースに西洋医学と各種セラピー両者の長所を統合して、個人の体質と個性に適合した患者中心の医療を行うものです。今後の医療は、統合医療に留まるのではなく、人間の「こころ・いのち」といった部分も含めたホリスティック医学や全人的医療と呼ばれる医療へと進み行き、最終的には、霊性や魂といった人間の本性に基づいた医学が創出され、病の解決へと導かれていくことを確信しています。
 本研究所は、このような統合医療から進む潮流に即し、MOA創始者・岡田茂吉が論じた、人間の本性に基づく「真に治る医学、病気をしない衛生法、長寿可能の健康法」としての岡田式健康法を中心に、統合医療を推し進め、「新しい医学」の創成と真の健康へ裨益していていくことを目指しています。
 一方、現状の統合医療に目を転じる時、各種セラピーの安全性と有効性の検証が不十分な点、セラピストの医療知識の不足、近代西洋医学が介入すべきタイミングを失わせる可能性など、代替医療普及の影には大きなリスクを含んでいることは否めません。従って、これらのリスクを解消し、着実に統合医療を推し進める必要があると考えます。
 それ故、本会の目的に賛同下さる統合医療を推進する医師との緊密な連携を以って、医師を主導とした各種セラピーの検証や、セラピストの教育と協働を図りつつ、「新しい医学」創成へ向かう統合医学の研究と推進を目的に活動を進めます。

(2) 事業

  • 統合医療を進める医師との交流、連携
  • 目的に賛同する国内外の医師、医療関係者、研究者、セラピスト、団体との交流、情報交換、教育および協働
  • 相補・代替・伝統医療のリスク解消の適切な指導の強化
  • 医学および岡田式健康法を中心とした各種セラピーの総合的な調査・研究
  • 統合医療施設設立の推進
  • 各種セラピーの有効性・安全性を検証する評価法の確立と研究
  • 目的推進分野に係わる学生の育成
  • 講演会等の開催と広報活動